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岡松和夫;少年飛行兵の絵

芥川龍之介賞受賞作家岡松和夫が「少年飛行兵の絵」で描いたのは、戦後のまだ貧しい暮らしの中で、ひっそりと目立たずに生きていく様々な日本人の姿です。 第一章は「チョコレート・パン」。 本作の主人公は女子高の教職について半年の新米教師。ある生徒と...
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スワヴォーミル・ムロージェク;ムロージェク短編集 所長

大いに笑わせてもらいました。 ショートショートの星新一にN氏という特別なキャラクターの出てくるシリーズがありましたが、こちらは「所長」というキャラクターを中心に綴られる、ブラックなユーモアにあふれた短編集です。 ムロージェクはポーランドを代...
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幸田文;幸田文全集 第三巻

幸田文の四十四年の執筆生活で発表された全作品を収録したものの第三巻に、「チョコレート」という短編作品がありました。1952年の作品で、旧仮名遣いのたおやかな雰囲気で綴られています。 貸し別荘に滞在する老夫婦の女中の話。 その幼さ、活発さに加...
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佐々木美穂;チョコレートな夜

イラストレーター佐々木美穂著の映画についてのエッセイです。 映画に登場する俳優、憧れのシーン、ファッション、小物について佐々木美穂氏のイラストを添えて語られています。 エッセイはイラストのトーンのまま、淡々としながらもどこかアンニュイ。 あ...
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立原えりか;海をわたるチョコレート

立原えりか著の、母と娘の交換ノートという形式で綴られる少女の成長を描いた作品です。 物語はバレンタインデーから始まります。 小学6年生のしおりはクラスの男の子三人と、先生二人にチョコレートをあげる予定だったのに、 同級生に「バレンタインデイ...
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山川健一;チョコレート休暇

山川健一著の「チョコレート休暇」は、ソフト・ハードボイルド短編集。五木寛之の青春小説のような、青っぽさがむず痒い。どの作品にもキャンディーでできているような女の子が登場する、甘ったるくてアンニュイな(ブルージーっていうの?)物語です。 「半...
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加藤実秋;インディゴの夜 チョコレートビースト

加藤実秋(かとうみあき)著の「インディゴの夜 チョコレートビースト」は、前作「インディゴの夜」の続編です。渋谷のストリートを舞台におこる数々の事件。それを解決すべく、クラブ「club indigo」の華やかなホスト達と女オーナーの晶が夜の街...
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スーザン・エルダーキン;チョコレート・マウンテンに沈む夕日

以前チョコレート・ヒルについて紹介しましたが、こちらはもう少し高度があるようで、マウンテンです。 スーザン・エルダーキン著の「チョコレート・マウンテンに沈む夕日」は、アリゾナの砂漠に移り住んだイギリス人が初めての子育てに奮闘する話と、スロバ...
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[ 映画 ] ショコラの見た世界

竹内結子の美しさが冴えています。 行定 勲監督作品「ショコラの見た世界」は携帯電話SO903iのCM、4本の完全長編版として公開された50分のショートムービーです。ストーリーは、ショコラが幼い妹に語るファンタジーが彼女の死後携帯電話からよみ...
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林真理子;ピンクのチョコレート

林真理子著「ピンクのチョコレート」は女性を主人公に恋模様が綴られた短編集です。 表題になっている「ピンクのチョコレート」は、突然芸能界のスターになってしまった恋人とつきあい続ける女の子の話です。 恋人はアイドルで、バレンタインデーにトラック...