【有料】カカオの美味しくない植物分類

植物の知識が少しでもあると、セミナーなどで語られるカカオの分類について多くの疑問を持つと思います。よくクリオロ、フォラステロ、トリニタリオという分類が語られますが、それが植物学的にどういう区分に当たるのかを記述したものは多くありません。

世の中に出回る知識の多くには二つのタイプがあり、一つはコマーシャル向けの通りがよいもの、もう一つはアカデミックなものです。前者は幅広い購買者の知識欲を喚起してわかった気にさせて、商品価値が高い理由(多くの場合、高価である理由)を語るのに使われます。大抵は大雑把で本質を語るのには意味をなさなかったり、時には全く科学的ではないものもあります。後者は学術的な研究に基づくもので多くは難解です。理解できれば知識欲は満たされますが、売り手がアピールする商品価値と離反することが多い上に、知ったからと言ってカカオの栽培、育種、カカオに関する研究をするのでなければ実用になることはありません。大体結論も出ません。何しろ研究半ばの話はそれほどドラマチックなものではなく、尻すぼみに終わるものなのです。セミナーで語っても分かりづらいので歓迎されません。繰り返します。単に、知識欲を満たすだけのことです。

以下に、実利にもならない上に、今後セミナーでカカオの分類について話を聞く度に心の中でため息をつく羽目になる、アカデミックなカカオの植物分類について書きます。

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