アガサ・クリスティー;エルキュール・ポワロ、チョコレートの箱

ミステリーの女王アガサ・クリスティーが生み出した名探偵ポワロは、シャーロック・ホームズに匹敵する人気の名探偵です。ベルギーで警察官として活躍した後、イギリスで探偵として数多くの難事件を解決し、名声を得るようになります。卵型の顔に大きな口ひげが特徴で、名前と異なり小男とされているます(エルキュールは、怪力の英雄ヘラクレスのフランス語読み)。助手のヘースティングスの好人物ぶりも人気の秘密です。

稀代の名探偵は「灰色の脳細胞」をフルに使って登場人物の何気ない雰囲気や会話から、推理を働かせて事件を解決に導きます。確かに素晴らしい賢さをもつポワロですが、イギリス人じゃないのでまったく謙虚さがなく、自らをヨーロッパ一の頭脳と言う自信家です。このあたりがそれまでのシリアスな探偵とは違ってイギリスで人気を得たんでしょうね。

そんな自信家の彼が、一度だけ自分のへまで事件解決に失敗したと認める事件があったのです。
それが「チョコレートの箱」。

これは、ポワロがベルギー警察時代に挑んだ事件。大臣に指名されることが目前とされていた反カトリック派のデルラール氏が急死した。病死なのか殺人なのか。ポワロが目をつけたのはデルラール氏が死ぬ直前に口にしたと思われるチョコレート。そしてその奇妙な箱だった。チョコレートに毒を入れたのはデルラール氏と敵対していたサン・アラールなのか?

名探偵ポワロは映画やドラマとして数多く映像化されています。中でもテレビシリースでは、デビット・スーシエがまさに小説で描かれているとおりのポワロで演じていますので、ぜひご覧になってください。

これはテレビドラマで出てきたチョコレートの箱。
エルキュール・ポワロ チョコレートの箱
ドラマでは、チョコレートが容疑者のサン・アラール氏が経営しているチョコレート専門店のものとなっており、箱の表面には ” ST. ALARD MAITRE CHOCOLATIER BRUXELLES “とあります。つまり、「サン・アラール、メトル・ショコラテール(チョコレート・マイスター)、ブリュッセル」です。

頭が良い主人公でイギリスが舞台というと貴族ウースターと執事のジーブスが活躍するシリーズを思い出します。私、あれが大好きなんです。あくまで上品で、くすっと笑える話が多いから。あ、そういえば、好きな俳優もヒュー・グランドにピーター・オトゥールだ。私イギリス男が好きなんだなって今更ながらに気が付いたり。

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