スーザン・エルダーキン;チョコレート・マウンテンに沈む夕日

以前チョコレート・ヒルについて紹介しましたが、こちらはもう少し高度があるようで、マウンテンです。

スーザン・エルダーキン著の「チョコレート・マウンテンに沈む夕日」は、アリゾナの砂漠に移り住んだイギリス人が初めての子育てに奮闘する話と、スロバキアの靴工場働くエヴァがアイスクリーム屋のジプシーに恋して、アメリカにたどり着く話が交錯して進みます。

ロンドンで育ったシオボルトが、母親の死をきっかけにアリゾナの砂漠に土地を買ってトレーナーハウスでの生活を始めます。その気候に合うようにサボテンを育て、トレーラーハウスの周りにコツコツと庭を造るあたりが、イギリス人ぽくて好きです。朝は飲尿とヨガで始まり、夜は満天の星を眺めて過ごす。孤独とは正反対の大地との一体感を感じる生活にいつしか奇跡が訪れるのです。

著者スーザン・エルダーキンの処女作らしいのですが、すばらしい描写力です。他に翻訳物、ないのかしら。

ちなみにアリゾナにあるチョコレート・マウンテンは、トリゴ山の西、アリゾナ州コファ動物保護区の南西にあるそうです。アリゾナ州のお隣カリフォルニア州にもチョコレート・マウンテンと呼ばれている山があり、それとは50キロ近くの距離ですが、まったく関係ないようです。モリブデン鉱脈があるようです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です