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北村薫;1950年のバックトス

北村薫著の短編集です。どの作品もミステリアスで、夏の夜長にふさわしい読書となりました。

「万華鏡」は作家の家に紺色のワンピースを着た女性が訪れる話です。女は万華鏡のお土産を手渡し、作家の書いた小説の中に出てくる人物との「お付き合い」の許しをもらいに来たのだと言う。
静かな文体の中に翻る紺色のワンピースと万華鏡が、ドラマのワンシーンのようでした。

「大きなチョコレート」はお婆さんの思い出話。子供頃のある日、お店で目にした、今まで見たこともないくらい大きなチョコレートが、欲しくてたまらなくなってしまう。誰かに買われてしまわないか毎日お店をチェックします。とうとう、貯金も出来て、そのチョコレートを手にするのですが。

フジテレビの「世にも奇妙な物語」に使われていそうな物語がたくさん詰っています。

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読み物
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コメント

  1. きりん より:

    Myブームの万華鏡の小説読んでみようっと!!!
    恐い話じやないよね(^_^.)
    意外でしようけれど、かなり恐がりです。

  2. lovechoco より:

    ちょっとだけ不思議な話がほとんどよ。
    怖くはない・・・はず。

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